できものには良性と悪性があります

腫瘍性のできものとしては、皮膚や耳下腺、鼻腔副鼻食腔、唇、舌などの口腔内などの部位にで、良性と悪性のできものがあります。顔に生じる良性のものとしては、脂を出す皮脂腺がつまり、中におからの様なものが溜まって膨れる粉瘤、瞼や鼻にできる皮下の袋に髪の毛などがつまる皮様脳腫や固いしこりとして出てくる石灰化皮腫、女性の下瞼にできやすい栗粒くらいの汗管瘤、コレステロールの高い人にできやすいのです。また、上瞼の内側の両サイドに生じる黄白色でやや盛り上がった黄色腫があります。このようなできものの治療としては、手術による切除での摘出です。

皮膚にできた悪性のできものには、基底細胞がん、ボーエン病、悪性黒色腫があります。初期は、痛みやかゆみなどの症状が出ないのが一般的です。悪性の腫瘍は、いろいろな外観をしていますが、一般的には汚いという印象があります。分泌液を伴い輪郭がはっきりしないほくろのような硬く黒色斑、急激に大きく膨らむようなときには早急に皮膚科に受診することです。

ボーエン病や基底細胞の予後は、一般的には良好ですが、丁寧にしっかりと切除しないと再発の恐れがあります。悪性黒色腫などは、悪性が非常に高く、リンパ節への転移やそのほかの臓器などに転移することがありますので注意が必要です。治療には、腫瘍の種類や広がりなどを考えて決めます。皮膚以外の部位にできたできた耳下腫は、耳たぶの前方及び下方にある唾液を作る組織のおたふく風邪で、ウイルスによって炎症を起こします。

耳下腫にできる良性の腫瘍で最も多いのが耳下腫混合腫瘍です。腫瘍ができると耳の前や下がはれ、特に症状はなく、悪性のがんに変化する場合もあるので切除した方が良いでしょう。

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