古来よりおでき、ニキビなどのできものや腫れ物は、場所や時間を選ぶことがなく、あらゆる部位に出るものですが、顔や腕など露出している部位に出たり、お尻や背中などの隠れている部分に出たりと、両方嫌なもので厄介です。できものが出る原因はいくつかあるのですが、ニキビなどはアクネ菌の繁殖による炎症で、皮脂の過剰な分泌で毛穴が詰まったり、髭剃りやひっかき傷で炎症が起こり、そこに菌の繁殖が重なりできものになることが多いです。皮脂腺があるところには、できるものだと考えていいのですが、頻発してお悩みの方は生活習慣の見直しでかなり改善しますので、努力して治したいものです。皮脂腺からの過剰分泌は食生活や生活習慣に原因があるとされています。
まず食生活では、油ものは避けて食べ過ぎないことが肝要です。次に生活習慣では常に皮膚を清潔に保つことが大切です。脇下や陰部、頭髪など、体毛が生える場所は皮脂腺の分泌も多く、菌の増殖も多いので炎症が出るリスクが高くなります。特に汗かきの方で太りすぎている方は注意が必要です。
清潔を保つには入浴が一番ですが、浴槽にゆっくり浸からない「カラスの行水」タイプの方やシャワーのみの方は、余分な脂や汗がきちんと落ちていない場合があります。体を洗う時には先に挙げた体毛が生える部分を中心にきちんと洗い清潔に保ちましょう。ゆったりとした入浴はストレス発散にもなります。ぬるめのお湯に入りジックリ汗をかきながら、浴槽の湯温を上げていくと、汗がたっぷり出るので、毛穴の詰まりもなくなります。
また、十分に睡眠をとることも重要なので、ゆとりある生活を送ることでできものが出る要因を減らすことができます。
